ニシカワレザーが取り扱う革は多種多様
中でも【エキゾチックレザー】と称される希少な革を多く取り扱っています。
エキゾチックレザーとはその名の通り【異国の情緒・味わいを持つさま】を感じられる皮革です。
代表的なものとしては、クロコダイル(ワニ革)・シャーク(サメ革)・エレファント(ゾウ革)・ヒポポタマス(カバ革)などがあります。
本ページではそんな魅力あふれるエキゾチックレザーについて少しだけご紹介させて頂きます。
エキゾチックレザーの中でも代表格といえるのがクロコダイルレザー(ワニ革)です。
特徴のある鱗(腑)の模様は誰もが一度は見たことがあるはず。でもクロコにもたくさんの種類や加工法があることをご存じですか?
クロコ革といってもクロコダイル・アリゲーター・カイマンに分類され、部位によって形状や性質が異なります。
その中でも最高級品といわれているのがスモールクロコの皮革で、近年ではポロサスとも呼ばれています。
体が小さいクロコというわけではなく、腹部の鱗模様が細やかで均一で美しいため高級財布等に使用されています。
【ワニ】と聞くとゴツゴツザラザラしたイメージを持たれるかもしれませんが、表面は滑らかで手に馴染み、温かみを感じる皮革です。
■背ワニと肚ワニ■
ごつごつとした背面の革を背ワニ、滑らかな腹面の革を肚ワニといいます。
どちらも財布、鞄、靴など様々な製品に使用されています。
独特な凹凸の個性的な背ワニ、滑らかで高級感のある肚ワニ・・・
どちらも素晴らしいですね。
背ワニ(背部分) | 肚ワニ(腹部分) |
個性的な斑紋や鱗がパイソン(ヘビ)革の特徴です。
ダイヤ形の斑が連続した模様のダイヤモンドパイソン不規則な図形模様のモラレスパイソンが有名です。
繊細な素材と思いきや加工を施した後は丈夫な繊維構造となっており、鱗が剥がれてしまうということは少なく、経年変化を楽しむことができます。
■フロントカットタイプとバックカットタイプ■
腹部を割いて背部を革に加工したものを、フロントカットタイプといい、
背中を割いて腹部を加工したものをバックカットタイプと呼びます。
パイソン独特の紋様を活かしたものを作る際はフロントカットタイプ、
腹部の特徴のある蛇腹を活かす場合はバックカットタイプの革ををおススメします!
フロントカットタイプ(背部分) | バックカットタイプ(腹部分) |
■金運アップ!!?大人気のパイソン財布■
日本では古来より開運・蓄財の神として白蛇が崇められています。
縁起が良いといわれ、パイソンは人気の皮革です。
なかでもダイヤモンドパイソンを使用した財布が根強い人気です。
真っ白なバックカットタイプのパイソン |
背部の美しく並んだ丸い粒状の鱗が特徴的な、エキゾチックレザーの爬虫類皮革の中でもパイソンと並んで人気の皮革です。
革の繊維が綿密で非常に耐久性にも優れていますので、長い時間をかけて経年変化を楽しめる素材です。
西川レザーではリングマークトカゲの革を多く取り扱っています。
サメの皮はシャークスキンやシャークレザーとも呼ばれてます。
『鮫肌』という言葉通り、循麟という硬い表皮があるので塩酸で脱鱗処理後に鞣されて革になります。
特徴は細かい網目状の皺(凹凸)で、大型のサメは網目模様も大きくなります。
海の生き物の革というだけあって、比較的水に強い素材です。(水濡れ厳禁ですが!)
はじめはマットな素材感ですが、経年変化で上品なツヤが出てきます。
摩擦に強く、財布やベルト、時計のバンドとしても使用されています。
西川レザーでは主にヨシキリザメの革などを取り扱っています。
エキゾチックレザーの中でもいわずと知れたダチョウの高級皮革です。
羽毛を抜いた後の丸みのある軸痕(クイルマーク)が特徴で、革全体の中で軸痕が占める割合によって等級が決まります。
柔軟性もあり、強くて丈夫なので、財布小物からジャケットにまで幅広く使用されています。
中でも南アフリカのクライン・カルー社で生産されているオーストリッチが最高級品といわれています。
NishikawaLeatherでもクライン・カルー社の皮革を取り扱っております。
↑このマークが目印です
ワシントン条約によって厳しい規制が設けられた大変希少な皮革ゾウ革(エレファントレザー)です。
その為ゾウ革はエキゾチックレザーの中でも非常に高価な革となっています。
ゾウ革の特徴としては、天然の皺が個性的で、重厚感、存在感があります。
丈夫な素材で摩擦などの擦れにも強く、使い込むほどに光沢感が増していくので経年変化楽しめます。
非常に希少で流通量、知名度が低いカバ革(ヒポポタマスレザー)です。
ワシントン条約でエレファント革の輸出入が禁止されていた時代に代用品として流通していた過去があります。
しかし、エレファント革にくらべてキズの多かったヒポポタマス革は使用しづらく、
また、現在ではエレファント革が完全禁輸措置が取られていた頃と比べると手に入りやすくなったこと、
ヒポポタマス革自体もワシントン条約で輸入が厳しくなったため、入手が極めて困難な革となっています。
しかしながら、エレファント同様に大変丈夫な素材で摩擦などの擦れにも強く、
天然のキズも味わいとして重宝されるようになった現在、希少性もあり知る人ぞ知る人気の皮革となっております。